使う場面
無リスク金利、市場の期待収益、ベータを入力すると、株主が求める利回りが出ます。
標準のシナリオ
入力済みの値が示す結果です。
- 無リスク金利: 1.50%
- 市場の期待収益: 6%
- ベータ: 1.20
詳しく見ると: 市場リスクプレミアム: 4.50%.
初期値での計算例
無リスク金利1.5パーセント、市場の期待収益6パーセント、ベータ1.2なら6.9パーセントになります。
内訳は無リスク分とリスク分
1.5パーセントに、市場リスクプレミアム4.5パーセントの1.2倍を足した形です。
ベータが意味するもの
市場全体が1動いたときその株がどれだけ動くかを示し、1より大きければ値動きが激しくなります。
日本の無リスク金利は長く低位でした
10年国債の利回りを使うのが一般的で、水準が動けば資本コストも動きます。
負債コストより高くなります
株主は返済の順番が最後になるため、その分だけ高い利回りを求めます。
加重平均資本コストの一部です
負債コストと組み合わせ、資本構成で加重平均したものが会社全体の資本コストになります。
市場リスクプレミアムは推計値です
過去の実績から求める方法と将来予想から求める方法があり、結果は一致しません。
非上場企業では推定が難しい
ベータは株価から計算するため、上場していない会社では類似企業の数字を借りることになります。
投資判断の基準になります この利回りを下回る事業に資本を投じれば、株主の価値は目減りしていきます。
注意したいこと
過去のベータを固定と考える、プレミアムを一つの値と思う、非上場に直接当てはめる、この三つです。1.5パーセントに、市場リスクプレミアム4.5パーセントの1.2倍を足した形がこの結果になります。ベータは市場全体が1動いたときその株がどれだけ動くかを示し、1より大きければ値動きが激しいことを意味します。無リスク金利には10年国債の利回りを使うのが一般的で、その水準が動けば資本コストも動きます。株主は返済の順番が最後になるため、負債の貸し手より高い利回りを求めることになります。負債コストと組み合わせて資本構成で加重平均したものが、会社全体の資本コストにあたります。市場リスクプレミアムは推計値であり、過去の実績から求める方法と将来予想から求める方法では結果が一致しません。ベータは株価から計算するため、上場していない会社では類似する企業の数字を借りることになります。この利回りを下回る事業に資本を投じれば、株主にとっての価値は目減りしていくことになります。同じ会社でも計算に使う期間を変えるとベータが動くため、前提を明示しておく必要があります。海外で事業を展開している場合は、その国の金利水準やリスクも織り込む必要が出てきます。業種によって典型的なベータの水準は異なり、公益事業は低く、景気に敏感な業種は高くなります。資本コストを高く見積もりすぎると、本来なら価値を生む投資まで見送ることになりかねません。